今日、金沢国税局内で北陸3県の新酒鑑評会の審査があり、きき酒をしてきました。
昨日一昨日と予審があり、そこで選抜された新酒約90アイテム+金沢酵母で醸した酒20アイテム程を審査しました。
※1回のきき酒に約30アイテム程が並べられる。休憩しては審査をする。
この審査ですが、正直言ってかなり体に負担がかかります、というのはこの鑑評会に出品されている酒の香りが非常に華やか過ぎてその良し悪しを判断するのに相当な集中力を必要とするんですね~。
また、それを何百回と口に含むとついつい酔いが回ってしまい、体にアルコールが回りながらも集中してきき酒をしなければならず、これはかなりの荒行です。
かと言って、1品たりともおろそかにすることはできません。味の良し悪しはおいておいて、この酒を造るのに各蔵元の杜氏はじめ蔵人が本当に一生懸命造ったものですので、やはりこちらも一生懸命きき酒をするわけです。
今年の傾向は、全体的にさっぱりとしている(つまり、若干線が細いとでも申しましょうか、ボディが細めとでも言いましょうか)感じです。
これは昨年の夏が猛暑だったために米が硬く、結果として仕込みの際蒸した米が例年よりも固かったということに起因しているのかもしれません(全てがそうとは限りませんが)。
9:30から始まったこの審査、終わったのは14:00頃。審査員総勢15名は本当にぐったりしていた様子でした。。
※本日の冊子。
この結果は4月になったら判明します。
ちなみに、当蔵から出品した酒ですが、幾分さっぱりとしていますが、それが吉と出ればいいんですけれどね~。。。
結果は神のみぞ知るです。