週末富山国際会議場で、富山の新酒きき酒会が開催されました。
富山県下の蔵元が一同に集まり、大盛況でした。
当蔵はしぼりたて大吟醸としぼりたて純米、今月発売のうすにごり純米吟醸、梅酒と柚子スパークリングの5アイテムでした。
土曜は特にお客さんの入りがすごく、大パニックになるほどでした。
年々富山の酒の知名度が上がって来ている手応えを感じています。
主催の北陸酒販さん 、本当にありがとうございました。
先週土曜ですが、富山県酒造組合の方と一緒に新潟最大の酒のイベント「新潟酒の陣」に行ってきました。
新潟市内で2日にわたって行われるこのイベント、両日で8万人くらいの人が来場するとか。
会場の朱鷺メッセに着いたのですが、もう長蛇の列。。。
※長蛇の列の会場外。風が強く、すごかったです。
会場に入ったら入ったで更に長蛇の列。ディズニーランド並の渋滞。
やっとの思いで酒の陣の会場に入ったと思ったら、うーん、すごすぎる。。。
会場内はごった返し、酒を注ぐ蔵の方々もかなり大変なご様子。
※これはすごい。思わずのけぞった一瞬。
ン万人がごった返すこのイベント、凄まじいですね。
会場内もいろんな方がおいでですので、いろんな状況が見受けられました。
今回で10回目のこのイベントですが、何か蔵元の思いの方向とお客様の思いの方向が微妙にずれかかっているのではないかな~と感じました。
(この感じ、単なる危惧で終わればいいのですが・・・)
でもこのような大掛かりなイベント、素晴らしいと思いますので、これからもずっと続いていただきたいと思っています。
先日、地元富山で頑張っていらっしゃる業務用(特に病院給食など)の卸、ニッショク㈱の宮崎社長にお会いし、お話を伺ってきました。
(ニッショク株式会社:富山市上冨居2丁目4-57)
※笑顔でいろいろ経営哲学を話してくださる宮崎社長。社長のお話、本当に勉強になります。
食品卸の業界は目まぐるしいほど競争が激しく、安売り競争が激化しており、利益もなかなか出すことができないと言われています。
しかし、ニッショクさんはその中で高付加価値商品を提案、毎年右上がりの成長を続けておられます。
宮崎社長いわく、全ては社員教育にあるとのことでした。
社長が若かりし頃、値段を下げて食品を販売されていたらしいのですが、それでは生き残ってはいけないということで一念発起、しっかりと粗利を残す商売に切り替えられました。
そこで得た利益を社員教育に使い、全てがキチンと出来るようにされたとか。
一例を申しますと・・・
・営業車は毎日洗車すること。
・営業車は車置き場でも決められた位置にセンチ単位ずれることなく置く。
・電話の仕方、会釈の角度、机の中の持ち物等の統一
・手の組み方(社内と社外等でも組み方が違う)
・食品に対する勉強会、料理セミナー等を頻繁に行う。
まだまだこれはほんの一例で、来社されたお客様の好み(お茶が好きかコーヒーが好きか、コーヒーならミルクや砂糖は付けるか否か)まできっちりと記録されています。
値引き値引きが主流のこの食品業界ですが、ここまで何から何までキチンとされていると、確かに商品自体の商品価格は安くはないとのことですが、お客様は商品に対して安心感をお持ちになりニッショクさんのファンになるのだということです。
そして全国から同じ業界の経営陣の方や他業種のトップの方などが毎年売上を伸ばしていらっしゃるニッショクさんの会社を見学しにおいでになり、皆さん感心して帰られるそうです。
一人の私のような若造に宮崎社長はご自分の全てを語ってくださいました。
私は何をやれているのか… 自分のことばかり考えて人に対して何か貢献しているのか、改めてですが常に自分に問いかけ、頑張っていきたいと思います。
宮崎社長、どうも貴重な時間を作って頂き多くのことを教えて頂き、どうもありがとうございました。