農水局長賞の粕漬も幻の瀧の酒粕を使用しています。

本日の地元富山が誇る代表的な地方紙、北日本新聞より。
滑川市の「とと屋」さんが、カワハギの粕漬で優良ふるさと食品中央コンクールで見事農水局長賞を受賞されたとのこと。おめでとうございます!!
もちろん、この粕漬の粕の製造元は・・・当蔵であります。

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※黒部の幻の瀧大吟醸酒粕と魚津の寒ハギを用いて作った粕漬を滑川のお店が販売するっていうのも立派な地域間連携!(北日本新聞3月30日、P21県東部ニュースより)
「でも、何で『黒部市の酒造会社』と固有名を出していないんだろうね~」とおいら。
「ま、黒部と言っても蔵元が2社あり、絡みがいろいろあるんだろうね。いわゆる大人の事情ってもんだな」社長Sがさらりと返答。
この粕(「練り粕」、「奈良粕」、「踏み込み粕」とも言われている)は大吟醸の粕を1年以上熟成させたもので、甘みがあってやわらかな風味が特長。一度食べると病みつきになるという逸品。
おいらも、実はこの酒粕が大好きでありまして、この練り粕の袋詰めの時にはちょっと社長から食べさせてもらっております。(もちろん酔っぱらう程は食べておりません)
ちなみに、この「とと屋」さん、他にもとっても美味しい魚の粕漬や、ホタルイカの沖漬などもいろいろ取り扱っております。
とと屋さんHP: http://totoya.co.jp/mirinkasu.html
ということで、当蔵も練り粕(4kgで1,200円)を販売しておりますので、各家庭オリジナルの美味しい粕漬を作って頂ければと思います。
幻の瀧 酒粕販売はこちらから:http://www.47club.jp/shop/shop/shop.aspx?ps=28&shop=24M-000022mhz&p=1#tag

今年も新酒鑑評会の審査に行ってきました

もう春だというのに、ここ北陸はまだ雪が降っています。
本当に寒いシーズン。。。
さて、寒い最中ではありますが、昨日一昨日と金沢国税局へ出向き、北陸3県の新酒鑑評会の審査(予審)に出向いて参りました・・・

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※)業界人にとっては泣く子も黙るとされている「金沢国税局」にて。「金沢国税・・」」と聞くと関係者は一歩後ずさりをしてしまう(傾向にあるらしい)が、同じ国税局の組織でも「金沢国税局の鑑定官室」となると皆ほっとする(傾向にあるらしい)。でもこの入り口、どうも駅の改札口っぽい。
今回もお忍びでおいらも社長Sと随行、犬の身分でさすがにきき酒はできませんでしたがその雰囲気を感じることが出来ました。
「で、今年の酒の傾向はどうだった??」とおいらは社長Sに尋ねてみた。
「そうだね、今年はやっぱり昨年の猛暑の影響で米が溶けにくくなっているね。結果としてさっぱりとした酒質のものが多かったかも。」
今年は全体的にさっぱり傾向にあるらしい。

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※)実際に行ってきましたという証明を。味や香りについては、マークシートに記載。今回は3点法(1が一番よく、問題アリの酒には3点を付ける)。
「さっぱりとしているということは、幾分線が細い(ボディが細め)ということも言えるね。こういう酒は熟成させて夏越して秋になったらとっても美味しくなるんだよ。鑑評会に出す酒と一般に飲まれている酒はタイプが違うけど、その年(シーズン)の傾向は分かるからね~」とS。
おいらとSは昨日金沢から帰ってきたんだけど、今日別の人で決審を行います。
(予審の方及び鑑定官室の先生方どうもお世話頂きまして有難うございました。また本日決審の方どうもお疲れ様です)

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※)今回の予審の様子。今年、結構さっぱりしている(=線が細い)傾向だったので、その香と味のバランスを取るのに各蔵元大変だったのではないか、と出品酒からは推測される(もちろん当蔵もそうでした・・・)。

先日の話ですが「生地のまち歩きもかなりインタナショナルに!」

最近、震災の影響がいろんなところに影を落としているので、ちょっとだけ明るいネタをご紹介。
震災が起こる前の話しで恐縮ですが、黒部市生地(いくじ)296番地が一瞬だけインタナショナルになった時の話。
(日本全体が明るくなって、またこうした楽しいまち歩きが出来ることを祈っております)
ここ生地地区は結構まち歩きを観光客の方にお勧めしていて、当蔵も協力の一環として「きき酒試飲」をサービスで行っています。
で、当日もまち歩きがあり、試飲希望の団体が来社されるとのことで準備をしっかりとしていた時のこと。
いつもは団体に随行しているボランティア説明員の方々の、富山弁と東京語が混じった言葉が歩道から聞こえてくるんだけど、今日は何故か「フランス語」が会社の外から・・・
「ん?何だろな」と思っていたらすぐに2つの団体が徒歩で到着。妙に派手な色の服が目にとまったんだけど、それもそのはず、2団体ともJICAの研究員でありました。2団体で約30名近く。
研究員の皆さんは北アフリカ出身で、いろいろな国々から来日されたとのこと。

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※手前の女性には脱帽。ハイヒールで歩くの疲れたから、と言って黒部市職員に靴を持たせ、本人はストッキング履いた「素足」の状態で生地のまち歩きを敢行(本当に靴を履いていなかったのにはびっくり!)。
気温2,3℃(おそらく道路もそのくらいの温度)で、上半身は防寒具をバッチリ決めてのまち歩きなのに、恐るべしJICA研究員。社長Sも「負けたよ、あんたにゃ・・・」と独り言をつぶやいていたほど。

「ジャパニーズサケ、ウマイヨ!」とフランス語風に鼻から空気を抜いたようなイントネーションで胡散臭いトークをし始めた社長S。笑顔は万国共通なので、話しのタネに試飲をして頂いた。
敬虔なイスラム教の方は断っていたが、飲まれた方は「へぇ~」っていうような顔の様子。
その中でも本当に飲みたそうだけど、悩んでおられる御仁発見。
通訳の方いわく「あっちの団体の人に飲んでいる姿を見られたくないみたいですね」
ま、大人の事情があるんでしょうね。。。

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※右側の黄色い帽子をかぶった御仁、酒を飲みたそうにしていたが周囲の目を気にして結局は飲まなかった。お酒の好きなイスラム教徒だったのかも。。。

東北の震災・・・心配です

本当なら木曜金曜辺りに、先日富山市で行われた「女性のための富山の地酒meeting」で講師させて頂いた内容をブログでupしようと思っていた矢先のこの震災。
当蔵と親交がある気仙沼の酒蔵、事務所が湊の真ん前。もちろん被害を受けたと思われます。仕込み蔵は小高い丘にあるのですが、どうでしょうか。。。心配です。(安否、全く分からないので)
火災も起きていますし、全くどうなっているのか分かっておりません。
また、岩手県の陸前高田にある酒蔵、年末にその蔵元と一緒にデパートで試飲会を行いました。
そこで知り合いました元社長で取締役の方、とても気さくで1本芯が通っていた方でした。
その蔵元が今回の津波であっという間にのまれてしまうシーンが放映されていました。
(看板が屋根の上に出ていたので、それで分かったのですが・・・)
大きな仕込み蔵、社屋があっという間でした。皆非難できたのでしょうか。。。
その他、岩手、宮城、福島等 お付き合いある蔵元が東北には少なからずあり、その安否がとても気がかりです。

幻の瀧 純米吟醸が「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2011」金賞受賞しました!

のっけからで恐縮ですが、当蔵の人気商品であります幻の瀧純米吟醸720mlが「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2011」の食中酒の部にて金賞受賞しました(主催:酒文化研究所)!
名だたる蔵元もたくさんエントリーしており、その中でこのような賞を頂戴しまして本当に光栄であり、どうも有難うございました。
この賞が価値あるな~と思われるのは、全国の鑑評会での金賞とは異なり「食中酒(720ml詰めで小売価格が1,300円以下の条件あり)」として美味しいとされたこと。

華やかな香りを極力抑え、さっぱりとして飽きのこない風味が食中酒として認められたと感謝しております。
ちなみに、このコンクールの審査で使用したワイングラスは「リーデル社」のグラスです。
(おそらくシャブリ用ではないかと思われますが・・・)
この機会に是非、幻の瀧純米吟醸をご賞味くださいませ・・・
当HPの純米吟醸販売ページは以下の通りです。
(720ml)  http://www.47club.jp/shop/g/g10008499/
(1800ml) http://www.47club.jp/shop/g/g10008498/?intid=htl_rcnz_prd_header

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※今回のコンクールのデザインと純米酒(720mlと1800ml )。これからもお客様に喜んで頂けるような酒を提供させて頂きます・・・